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    • 2018.03.11 Sunday
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    一定期間更新がないため広告を表示しています


    風化と感謝と

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      風化を、防ぐ。

       

      毎年3月11日になると、震災関連の番組を放送する。
      どの放送局をつけても、津波の映像が流れている。

       

      でも、果たして「風化」しているのだろうか。
      何をもって風化というのだろうか。

       

      風化というキーワード。ももクロと関連して、いくつか考えることがあった。


      ◯海へのイメージの変化

      震災が起こってから、私は海を見たいと思わなくなっていた。

       

      あれ以来、海を見る時に、必ず思うことがある。

      「ここで今大きな地震が起こってすぐに大きな津波が来たら、逃げることができるのだろうか。」
      こんなことを考えてしまうから、海には近づけなくなった。

       

      震災後に一度、とある浜辺を偶然歩く機会があった。

      ふと、周りに山もなく高い建物もないことに気づいて、慌てて陸側に戻ったのを強く覚えている。

      海は怖いものというイメージしかなくなった。

       

      ももクロの昨年のクリスマス限定シングル、天国の名前の歌詞でこんなものがあった。

       

      「時は悲しみを削ってくれる。時は人を救うナイフなんだ。」

      言われてみれば確かに、そうかもしれない。

       

      ももクロに興味を持ってから、れにちゃんが心から愛している横浜に、行く機会が増えた。

      山下公園やパシフィコ横浜に行く機会があり、横浜の海を見ることも多くなった。

       

      年月が経ったせいか、れにちゃんが愛しているという色眼鏡で見ているせいか。
      横浜の海を眺めても、すぐにそこを離れようとは思わなくなった。

       

      いや、もちろん頭のどこかで「まさか」を思い描いてはいる。東京湾の中だから大丈夫でしょうとは全く思えない。世の中に絶対はないことを強く意識するようになったからこそ、怖さが心から抜けることはない。

       

      でも、海もやっぱりいいものだなとようやく思えるようになった。悪いイメージばかりではなくなった。

       

      ある意味で風化したのだろうか。
      ももクロがきっかけの、いい意味での風化と言えるのかもしれない。

       


      ◯3月9日への印象の変化

      思えば、3月9日の印象も大きく変わった。

       

      3月9日は、知っている人はあまりいないかもしれないけれど、東日本大震災の前震があった日だ。
      3月9日に宮城県で震度5弱の地震があった。その時は2日後にもっと大きな地震が来るなんて思っていなかった…。

       

      だから、3月9日は震災の始まりの日としてインプットされ、とても嫌なイメージになった。

       

      でも、れにちゃんがソロコンサートを毎年この日にやってくれるようになった。
      私も4年のうち1回だけ現地で見せてもらう機会を頂いた。

      感謝を伝え合う日とれにちゃんが言ってくれたから、3月9日はいいイメージを持つ日になった。

       

       

      ◯ココロノセンリツ 1.3

      昨年、有安杏果さんが宮城県でソロコンサートをやってくれた。

       

      彼女のソロコンの中で1番小さな会場で。東名阪ツアーや武道館と比較すれば、いわゆる「コスパ」が悪い中で来てくれた。

      今から考えてみれば、歌手としての活動を一旦休憩する前にどうしても開催したいと選んでくれたのだった。

       

      ライブを通して、どうして宮城県でライブをやりたかったかを語ることはなかった。

      2000人も入らない仙台サンプラザでのライブとしては、豪華すぎる布陣で。

      最後には、小さな勇気のサビを、何度も歌ってくれた。会場みんなで合唱した。

      理由は語らなくとも、魂がこもった歌声や姿でメッセージは十分に伝わっていた。

       

      あのライブの後。なぜか夜中に何度か起きてしまったのだけれど、その度に頭の中でペダル、ハムスター、TRAVEL FANTASISTAが流れていた。
      それほどの迫力だった。

       

      東北のファンは静か、と彼女は言っていた。
      あんなに心を込めて歌ってくれているのに、騒げるわけがない。

       

      彼女は卒業してしまったけれど、ここには有安杏果さんが仙台で心を込めて歌ってくれたという事実、8年間にわたり多くの人を笑顔にしてきたという事実が残っている。

      それは決して風化するわけではない。

       

       

      ◯風化を防ぐアーティストの力

       

      これに関してはももクロに限った話ではなく、AKBグループもそうだし、他のアーティストさんにも共通する話だけれども。

      やっぱり、定期的に宮城県を含めた被災地に来てくれるのって本当にありがたい。

       

      ももクロちゃんが女川に毎年足を運んでくれること。

      目を向ける機会を作ってくれることは、本当に大事なことだしありがたいこと。
      決して直接そのことを口にするわけではないし、行くよ!と強調するわけではない。
      でも、ももクロの気持ちはしっかり伝わってきている。

       


      ◯思いを風化させないために

      こうやって改めて考えてみると、ももクロや高城れにさんには、本当に感謝の念がつきない。

      ももクロを続けていくことは大変だと思うけれど、彼女たちが楽しく笑顔で過ごしてくれるのが一番だ。ライブのやり方に文句など言えたものではない。やりたいようにやってほしい。

       

      そして最近漠然と思っていること。
      長い時間がかかっても、彼女たちに恩返しをしたい。
      もちろんライブに足を運んだり、ありがとうを直接伝えたりするという手もある。
      それだけではない。
      東北に住む私にとっては、ここ東北で一生懸命生きること。一生懸命目の前の仕事を頑張り、社会に貢献することが結果的にそこにもつながるのかもしれないと勝手に考えている。


      最後に。
      数週間ガスや水道が止まっていた7年前の今と比べたら、小さなことに感謝する心は風化しているかもしれない。

      「小さな幸せがきっと誰にでも平等にあって、どの瞬間も大事にしないといけないね。」
      そんな中で、先月のれにちゃんブログのこの言葉。ももクロから学ぶことは本当に多い。


      2016年のももクロ関連雑誌を振り返る

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        今回は、2016年に発売され、私の手元にあるももクロに関する書籍・雑誌のリストを載せていきたい。
        私が買ったものに限定されるため全てを網羅しているわけではないけれど、こんな本も発売されたのか!と振り返りに役立てば幸いである。

         

        ◯2016年の書籍
         (1)  ももクロを聴け! ももいろクローバーZ全134曲 完全解説
        ・掘埜浩二
        ・ブリコルール  パブリッシング
        ・4thアルバムの楽曲まで、本当に1曲ずつ解説してくれている。なぜか帯で内田樹氏に推薦されている。

         

        (2)  ももクロ画談録
        ・所十三、小島和宏
        ・白夜書房
        ・2014年夏から2015年のカウントダウンまで。ファン目線の話が結構盛り込まれている。氣志團の綾小路翔さんとの対談は特にお勧め。

         

        (3)  ももクロ吟遊録 ももいろクローバーZ公式記者インサイド・レポート2015-2016
        ・小島和宏
        ・太田出版
        ・ももクロ見聞録の続編にあたる。クイックジャパンの終焉とともに、活字でももクロを知る機会が激減してしまったことが本作の根底にあり、見聞録とはスタンスが異なっている。

         

        (4)  ももクロ裏伝説
        ・ニッポン放送
        ・ももクロくらぶxoxoのコーナーの書き起こしが主だが、全く新しい内容も含まれている。

         

        (5)  ももクロ×プロレス
        ・小島和宏
        ・ワニブックス
        ・プロレス界の代表5人と、ももクロメンバー1人ずつの対談を収録したもの。

         

        (6)  ももクロ道  5人とともに目指す先
        ・川上アキラ
        ・日経BP社
        ・2年前のももクロ流の続編。

         

        ◯2016年のパンフレットなど

        (7)  ももいろクローバーZ公式パンフレット「MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 AMARANTHUS」
        (8)  ももいろクローバーZ公式パンフレット「MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK 2016 白金の夜明け」
        ・演出の服部国博さんのインタビューが掲載されているのは、このパンフレットのみ。

         

        (9)  高城れに ソロコンサート  さくさく夢楽咲喜共和国〜笑う門にはノフ来る〜RENI  TAKAGI 2nd SOLO  CONCERT  OFFICIAL  PAMPHLET
        ・小さいサイズながら、れにちゃんの子供時代の写真なども掲載されている。

         

        (10)  ココロノセンリツ♪
        ・書店で買うことができる。横書きのパンフレット。ソロコンまでの杏果ちゃんの日記がそのまま掲載されているのが本当に貴重。

         

        (11)  ももいろクローバーZ公式パンフレット「桃神祭2016〜鬼ヶ島〜」
        ・32ページにわたるドームツアー特集、もちろんれにちゃんのソロコンも14ページ取り上げてくれている。

         

        (12)  百田夏菜子&玉井詩織『ももたまい婚』 OFFICIAL LIVE PAMPHLET
        ・16ページながら本物の結婚式を意識した作り。

         

        (13)  OFFICIAL PAMPHLET  ayaka sasaki
        ・まるで写真集のようなパンフレット。一般販売されている。

         

        (14)  ももいろクローバーZ公式パンフレット「ももいろクリスマス2016〜真冬のサンサンサマータイム」
        ・桃神祭を中心に。ソロコンの写真も豊富。


        ◯2016年の雑誌
        (15)  日経エンタテインメント! 2016 3 (ももクロが表紙)  
        ・5人へのインタビューなど、11ページ。

         

        (16)  ミュージック・マガジン  2016 3 (ももクロが表紙)  
        ・貴重な宮本純之介さんのインタビューを収録、24ページ。

         

        (17)  SWITCH 2016 3 (ももクロが表紙)  
        ・62ページの大特集。前山田さんを含めて、インタビュー多数。綺麗なグラビアも。

         

        (18)  Number 2016 4  
        ・羽生結弦世代のスポーツ選手特集で、同世代とのことで夏菜子ちゃんのインタビュー、2ページ。


        (19)  BRODY  vol.5  
        ・れにちゃんと所十三さんの対談、9ページ。

         

        (20)  OVERTURE  No007  2016 June (佐々木彩夏が表紙)  
        ・二十歳になったあーりんを祝う記事、22ページ。

         

        (21)  OVERTURE  No008  2016 October 
        ・桃神祭のレポートと詩織ちゃんへのインタビュー、10ページ。

         

        (22)  OVERTURE  No009  2016 December (ももクロが表紙) 
        ・唯一の全米ツアー特集、36ページ。

         

        (23)  ねことも 2017年2月号  
        ・れにちゃんと愛猫のぜっとくんのインタビュー、4ページ。


        ◯新たなベースの構築へ

          2016年はクイック・ジャパンの定期特集がなくなって最初の年になった。年に何度も、100ページにわたって特集してくれていたクイック・ジャパンがなくなってしまったため、雑誌はかなり減ってしまうことが予想された。
          しかしながらOVERTUREで補完してくれたりと新しい動きもあった。また小島和宏さんが書いてくれているように、もっと記事が載る環境ができればと考えてくれている動きもあるようだ。デジタルが全盛の今だけれど、紙でももクロちゃんの写真を見たり、裏での感情の動きを知ることができたり。活字ならではの魅力は色褪せることがない。
          2017年も活字を通したももクロも楽しみにしているし、私も発売される書籍の魅力を伝えていきたいと思う。


        アルバム「AMARANTHUS」ソロパート割ランキング

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          11月16日にももクロ初のドームツアー「DOMETREK 2016」の内容を収めたBlu-rayが発売される。
          私自身も非常に楽しみにしているということで、今回はBlu-ray発売を記念してちょっとした特集を組んでみた。

           

          ◯怪盗少女の高城ソロは全体の4.8%
            2014年のAE限定のライブ at 西武ドームにて、VTRネタみたいな企画があり、その中でれにちゃんのソロパートが少ない曲の特集があった。結果は13文字の「行くぜ!怪盗少女」がトップで、ほとんど歌わないので台座の上に座りながら怪盗少女を披露していた。その次の日に、ももクロのサインがあった立川のフロム中武の屋上にいった時に、「13文字でも輝いてるよ」という紫の書き込みがあったのを鮮明に覚えている。

           

          あれから2年。さすがにれにちゃんのソロパートも増えているのではないかということで、アルバム曲を調べてみた。

           

          ※データの出し方
          ・歌詞を音=平仮名に直した上で数える。英語も歌い方通りに平仮名に直した上でカウント。
          ・5人のソロパートをそれぞれ数え、それを足して総数を出し、パーセントを出す。つまり、複数で歌っているところを除いた上での割合を出している。

           

          上記の計算方法でいくと、怪盗少女のれにちゃんパートは4.8%。5人が均等なら、20%に近づくはずなので怪盗少女はあまりにもひどい。

          さて、れにちゃんパートの復権はあるのか。以下が「AMARANTHUS」の結果である。

           

          ◯各曲のソロパート割合一覧

           

          02  WE ARE BORN
          百田  28.2%、佐々木  21.2%、有安  20.7%、玉井  17.1%、高城  12.7%

           

          夏菜子ちゃんのパートが多い曲。あやかなこのやり取りなどもあって、このパート割となっている。れにちゃんのソロがかなり少ないけど、「泣きっ面に蜂」のおかげでそこまでソロが少ない印象はない。

           

          03  モノクロデッサン
          百田  22.8%、有安  20.9%、佐々木  20.6%、玉井  19.5%、高城  16.2%

           

          WE ARE BORNとほぼ同じ順番となった。れにちゃんパートがやはり少ないが、このくらいであれば5人均等と言っても差し支えないか。

           

          04  ゴリラパンチ
          有安  56.0%、百田  13.6%、佐々木  13.4%、高城  9.5%、玉井  7.4%

           

          まさに有安曲と言わんばかりの圧倒的なパート割。ここまで偏っていると、2位以下は大差ない。杏果ちゃんがソロコンでも歌っているが、もともと半分以上自分のパートであれば、1人で歌っても大変ではなかったと思われる。
          ここまで偏ったパート割が出てくるのが、今回のアルバムの特徴とも言える。

           

          05  武陵桃源なかよし物語
          百田  30.8%、玉井  19.0%、有安  18.8%、佐々木  17.4%、高城  13.9%

           

          夏菜子ちゃんのソロが30%を超えるのは、特殊なことではなくこのあとの曲でも見かける。夏菜子パートが多いのはももクロ楽曲の特徴といってもいいかもしれない。

           

          06  勝手に君に
          百田  30.1%、高城  23.7%、佐々木  16.0%、玉井  15.4%、有安  14.9%

           

          いつもソロパートが少ないれにちゃんだが、この曲は特殊だ。夏菜子ちゃんに次ぐ2位ながら、実はAMARANTHUSの中で1番れにちゃんパートが多い曲である。

           

          07  青春賦
          百田  28.6%、高城  21.0%、玉井  19.0%、佐々木  18.1%、有安  13.3%

           

          シングル曲。れにちゃんソロが多めなのと、杏果ちゃんソロが1番少ないのは特徴的。

           

          08  デモンストレーション
          玉井  28.3%、百田  23.4%、佐々木  19.7%、有安  17.2%、高城  11.3%

           

          詩織ちゃんパートが1番多いのは、このアルバムでは唯一この曲のみ。隠れ玉井曲といったところか。れにちゃんパートの少なさ…。

           

          09  サボテンとリボン
          佐々木  34.1%、有安  19.3%、玉井  19.0%、高城  17.0%、百田  10.6%

           

          佐々木曲にしては34%では物足りないか?「私だけ歌詞にキスって入ってない!」と言っていた夏菜子ちゃんのパートが極端に少ない。そんなに夏菜子ちゃんは恋と無縁と思われているのか…!?

           

          10  仏桑花
          百田  32.2%、玉井  17.6%、佐々木  17.1%、有安  17.1%、高城  15.9%

           

          実は百田曲。残り4人のパートが均等に少なくなっている。

           

          11  泣いてもいいんだよ
          百田  31.0%、有安  20.0%、佐々木  18.8%、高城  16.7%、玉井  13.4%

           

          シングル曲安定のパート割。

           

          12  Guns N' Diamond
          有安  25.5%、高城  20.4%、玉井  19.0%、佐々木  18.8%、百田  16.2%

           

          隠れ有安曲。推され隊がトップを張る珍しい曲。ただし、「Win or Lose…」のところを複数で歌っているとカウントすると順位が変わるので、ドームツアーのBlu-rayを見た後で書き換えるかもしれない。

           

          13  バイバイでさようなら
          百田  30.9%、有安  19.1%、高城  18.0%、佐々木  17.4%、玉井  14.6%

           

          詩織ちゃんのソロから始まる曲なのに、そのあとにソロパートがなくまさかの最下位。「ありがとう  バイバイでさようなら」を2回歌う夏菜子ちゃんのパートがやはり多いという結果に。

           

          14  HAPPY Re:BIRTHDAY
          高城  21.8%、百田  21.3%、玉井  19.1%、有安  19.1%、佐々木  18.7%

           

          れにちゃんソロが1番多い曲がようやく!まあ1曲位あってもいいよね!それぞれのソロパートの割り振りはほぼ均等なので、その言葉が多い順となっている。ちなみに最後のセリフの部分はカウントしていない。

           

          ◯結果を見ての感想
          皆さんはどんな感想を抱いただろうか。以外な発見があれば幸いである。
          結果的には今まで通り、百田ソロが1番多いということになった。ただ、極端なパート割を採用した曲もありそういう意味でも今回のアルバムは面白いと言えるのではないだろうか。

          次回は「白金の夜明け」の調査結果を載せる。


          「ももクロちゃんと一緒に学ぼう!太宰府観光ガイド」について

          0

             

            今回は、「ももクロちゃんと一緒に学ぼう!太宰府観光ガイド」にならって、太宰府に関する歴史を紹介する。次回太宰府市に遊びに行く時の観光ガイドとなれば幸いである。


            ◯長い正式名称を紐解く

            まずは、今回のライブの正式名称を提示しよう。


            水城・大野城築造 竈門神社創建1350年

            九州国立博物館 開館10周年

            日本遺産認定記念

            ももクロ男祭り2015 in太宰府

             

            実に長い正式名称だが、これは今回のライブに関わる太宰府の歴史を理解するには欠かせない名前だ。

            まずは「日本遺産認定」だが、日本遺産とは地域の歴史、史跡、伝統行事の魅力を広く世間に伝えることを目標に設定されたもので、その文化財の保護を大きな目的とした世界遺産とは全く異なる概念である。2015年4月に、初の日本遺産18件が選ばれた。その一つが「古代日本の「西の都」〜東アジアとの交流拠点〜」として太宰府市の一連の建造物である。男祭りを開催したのは同年であり、まさに記念行事といえよう。

            九州国立博物館は太宰府市にある博物館で、開館は2005年なのでまさに開館10周年となる。

            水城、大野城、竈門神社はそれぞれ建てられた年が異なるが、1350年の節目を迎えたのは大野城 (築城665年)と思われる。

             

            そんな様々な節目に開催されたのが、男祭りである。

             

            ◯「太宰府」と「大宰府」の表記について

            次に、表記の仕方について。

            だざいふの漢字表記には「太宰府」と「大宰府」の2種類があり、明確な使い分けがある。
            「太宰府」:地名を表す。

            「大宰府」:官庁を表す。

             

            つまり、福岡県だざいふ市の時は太い方の太宰府、当時の役所名としては大きい方の大宰府を使う。

             

            ◯太宰府をめぐる歴史をたどって

            太宰府市の建物を理解するには、多少なりの歴史を学ばなければならない。

            時は飛鳥時代、聖徳太子が死去した頃の日本にさかのぼる。ちなみにこの頃は倭国と呼ばれていたが、ここでは日本で通す。

            「白村江の戦い」という戦いが太宰府の歴史に大きく関わっている。白村江の戦いとは、663年に朝鮮半島で起こった戦い。唐・新羅という国の連合軍と、当時日本と友好関係にある百済という国と日本の連合軍とが戦い、日本軍は敗れた。その後日本は「唐が攻め込んでくるのではないか」という危険に晒されることとなる。当時の日本の都は奈良・京都であり、大陸から攻め込まれるとするとその上陸地点は九州である。

            「政治の要は軍事である」と当時の天皇である天智天皇が言ったとされているくらい、日本には危機感があった。そこで玄関口の太宰府を強化する方針とした。軍都と言ってもいいくらいの役割を担った。

            そんな中で作られたのが、水城跡と大野城である。

             

            ◯水城跡

            水城は、福岡平野から筑紫平野へ抜ける際、平野が最も狭くなる筑紫野地峡帯と呼ばれる場所に築かれた。現在もいくつかの交通網が交錯する、交通の要衝である。

            664年に築かれた水城は、防御施設であるとともに大宰府の内外を隔てる境界の地でもあった。


            ◯大野城

            665年に築かれた。水城と一体となって博多湾からの敵に備えたと考えられている。

            今回のライブ会場となった大宰府政庁跡の後ろにそびえていたのがそれである。(正確には後ろにそびえているのは四王寺山であり、その山頂に大野城は築かれている。)

            ちなみに同時期に基肄城(きいじょう)とよばれる砦も築いており、こちらは有明海からの敵に備えている。

             

            ◯大宰府政庁跡

            今回の男祭りの会場になった場所である。

            水城や大野城などの城・地形によって守られている。

            当時の太宰府の中枢で遠の朝廷と呼ばれていた。1000人を超える役人が仕えていたと言われている。規模としては平城京、平安京に次ぐ大きさであり、先に示した防衛の拠点、外国交渉の窓口としての役割を果たすだけの立派なものであった。

            映像で夏菜子ちゃんが立っている礎石は平安時代の再建時のままであるというのは少し驚いた。

             

            そんな大宰府には、拠点となる多くの寺院が建立され、仏教を通して様々な情報や文物が集まった。ここからは太宰府に関連する寺社を紹介する。


            ◯観世音寺

            日本最古の梵鐘がある西日本随一の寺院である。大宰府政庁跡から太宰府天満宮に至る道の途中に位置する。

            661年に急逝した斉明天皇の冥福を祈るため、息子である天智天皇に寄って発願された。完成は746年であり、761年には西海道諸国の僧尼に戒律を授ける戒壇が設置された。ちなみに東大寺、下野薬師寺(しもつけやくしじ:栃木県)とともに天下の三戒壇の一つであることは映像でも触れられている。

            映像でももたまいが前で歌い、あーりんが鳴らしていた鐘が日本最古の梵鐘である。京都妙心寺の鐘と兄弟鐘といわれ、菅原道真の詩にも出てくるこの梵鐘は、「日本の音風景100選」に選定されている。


            ◯竈門神社

            大宰府の鬼門除けとして、また大陸へ渡る人々がこれから進む航海の安全と事業の成功を祈願したことから、「方除け」「厄除け」の信仰も盛んに行われてきた神社。

            今回の映像では、ももクロちゃんがおみくじを引いている様子が取り上げられている。これは、主祭神に玉依姫命(たまよりひめのみこと)をお祀りしていることから、魂(玉)と魂を引き寄せる・ 引き合わせる(依)という御神徳を慕われ、古くから縁結びの神として信仰されてきたことによっている。


            ◯太宰府天満宮

            天神さま(菅原道真公)の後墓所の上に御社殿を造営し、その御神霊を永久にお祀りしている神社。学問、誠心、文化芸術、詩歌の神。

            ここではももクロちゃんが絵馬を奉納している様子が取り上げられている。また、今回の男祭りの最後に「灰とダイヤモンド」を奉納したのもここである。

            飛梅という故事があり、菅原道真が日頃愛していた梅が京から飛んできたものと言われる梅の木がある。その前で夏菜子ちゃんがポーズをとる映像が収められている。


            ◯九州国立博物館

            今回の映像の最後に出てくるのがここ。

            東京、奈良、京都に続く4番目の国立博物館として太宰府市に2005年に開館された。「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」が博物館のコンセプトである。

            今回の男祭りでももクロちゃんたちが何回か使用した、ステージ中央のエレベーター的な装置のモチーフである鬼瓦が展示されている。この鬼瓦は、大宰府政庁跡や水城跡などで確認されており、高い位置から睨みつけるように、辟邪の機能を強く期待されたと考えられている。


            「ももクロちゃんと一緒に学ぼう!太宰府観光ガイド」で取り上げられているのは以上である。このような歴史ある地でライブをさせて頂いたことの重みは、こうやって歴史を勉強してみて改めて実感できる。現地の皆さまに感謝するとともに、ももクロちゃんにも感謝しながらまた太宰府市に観光に行きたいなと思う。


            ※主な参考文献

            シリーズ「遺産を学ぶ」076 遠の朝廷 大宰府

            ももクロ男祭り2015Blu-ray

            http://www.dazaifu.org

            http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkazai/nihon_isan/

            http://kamadojinja.or.jp/#about


            ももクロのいいところ「謙虚さと矜持のバランス」

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              今回は、私が考えるももクロの魅力、いいところの一つについて、考えてみた。

              ちょっと長くなりますが、読んで頂ければ幸いです。


              ◯謙虚さと矜持のバランス

              人というものは、前に進んでいくとともに「謙虚さと矜持」のバランスを保つのが難しくなると私は考えている。

              最初は路上でかろうじて歌っていたももクロも、現在は大きな会場でライブするのが定番となるレベルまで成長した。
              ももクロは比較的早いペースでその階段を駆け上がったわけだが、そこには想像もつかない努力が必要であり、それを成し遂げたももクロは本当に尊敬に値する。
              そのレベルが上がるにつれて大きな会場が当たり前のようになり、周りの接し方も当然丁寧に、いわゆる大物扱いされるようになる。
              大きな会場でパフォーマンスするには、「矜持=プライド」を多少なりとも持つ必要があろう。そうじゃないと、あんなに大勢の前でパフォーマンスできないと思う。

              でも、それを当たり前と考えてはいけない。常に謙虚さを持ち合わせる必要がある。
              矜持を持ち過ぎると、「調子に乗った奴」にしかならない。

              このバランスを取るのは、とても難しいのではないか。
              今まで自分が努力してきたことを誇りに持ち行動することはある意味で当然なのだが、その矜持を元に他人を悪く言ったりしていいのだろうか。
              実力が劣る他者に対して、「大したことない奴だな。」と思うのは勝手だが、果たしてそれを態度で表していいのだろうか。

              おそらく謙虚さと矜持のバランスを保つのは難しい。


              ◯長いお辞儀に見える謙虚さが、好きだ

              ももクロのライブやイベントで、あるいは舞台裏のスタッフに対して、ももクロちゃんたちはお辞儀をする。
              まあこれも当たり前なのだが、ももクロちゃんは誰に対しても、本当に心のこもったお辞儀をする。
              太宰府の天神様にするのと同じくらい、ファンにも関わってくれた方々にもお辞儀している。

              その姿はとても美しく、私がももクロを応援したくなる理由の一つになっている。


              ◯最近のエピソードにみる謙虚さ

              最近のエピソードでも、ハッとしたものがあった。
              5月のロケハン山形でのエピソード。
              南陽市文化会館という会場でイベントが行われた。キャパとしては1500人ほどだったか。イベントが始まるとともにふと出たれにちゃんの言葉に注目したい。

              「こんな立派な会場でやるとは思っていなかった。」

              ドームツアーを終えたばかりの歌手の言葉に思えるだろうか。
              このような言葉は、ももクロを追っていると様々なところで見かける、しかもポロリと出る。
              そんな謙虚なれにちゃんが、ももクロちゃんが大好きだ。


              ◯神様はいるのかな、いないのかな

              さて「白金の夜明け」のレコーディング映像のインタビューで、こんなくだりがある。
              「希望の向こうへ」の歌詞について語る高城れに。

              「神様はいると思います。だから何か、悪いことをしたら絶対悪いことが返ってくるし。いいことをしたら、時間をかけてでもいいことは返ってくるし。それが、こうやって私たちが発している歌で証明されたらいいなと思います。」

              いかにもれにちゃんらしい、素敵な考え方だと思う。そしてももクロの5人に共通するスタンスでもある。
              いいことは「時間をかけてでも」返ってくるというところが妙にリアルな表現だなと。


              ◯誰しも、今の地位は自分の努力「だけ」ではない

              ももクロちゃんは本当に一般人の感覚が抜けないなあと、度々思わされる。
              今の自分たちの地位は、周りの支えがあってこそ。
              この当たり前の事実を強く認識しているから、驚くほどの謙虚さで日々を過ごしている。

              もしかすれば崩れてしまうかもしれない「謙虚さと矜持のバランス」は、ももクロちゃんを見ている限りは崩れることはない。

              本当に彼女たちから教わることは多い。

              「AMARANTHUS」「白金の夜明け」レコーディング映像のいいところ

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                ももクロの初のドームツアーが終わった今。

                ここであえてアルバムの初回盤に収録されているドキュメントの良さについて触れたい。


                ◯ドキュメント、すごく良い

                ももいろクローバーZの新しいアルバムが2枚同時にリリースされた。

                「AMARANTHUS」と「白金の夜明け」。
                それぞれの世界観をそのまま表現したのが、今回のドームツアーとなった。

                今回のアルバムの初回限定盤には、2曲ずつのミュージックビデオとともにそれぞれのアルバムのレコーディング中の映像をまとめたものが収められている。

                お世辞抜きで、このドキュメント、かなり良いぞ。


                ◯アルバムごとに完全に違う内容

                それぞれのアルバムの曲(シングル曲を除く)のレコーディング映像をまとめているため、内容は全く違う。

                合計20曲ものレコーディングなので、レコーディング期間中に実に様々な出来事が起こっている。
                有安杏果の扁桃腺摘出術であったり、紅白落選であったり。
                それらの出来事とともに、5人の感情や考え方にも変わりがあったはず。
                その様子とレコーディングが絡み合って、まるでドラマと言ってもいいくらいの映像になっている。しかもレコーディングの直前直後にインタビューした映像も多く、彼女たちの曲に対する生の声が聞ける。

                笑いあり、時には涙もあり。

                果てしない努力に、自分も頑張ろうと思わされることもあり。

                このドキュメントは、ももクロに興味があるなら見逃してはもったいない。


                ◯ライブで生歌を聴くたび、新しい発見が

                そして、今回のドキュメントは本当に情報量が多い。
                注意してみると常に新しい発見があり、またドームツアーを経た後に見ても新しい発見が。

                一つだけ例を挙げると、詩織ちゃんのピアノ演奏だ。
                今回のドームツアーでは、シングル曲2曲で詩織ちゃんのピアノで5人が歌うというシーンがあった。

                ドームツアー前にドキュメントを見た時に、サボテンとリボンのところで「ピアノで弾いてみたい」と言っているシーンがあったのを思い出し、まさか本当にやるとはと思った覚えがあった。

                しかし改めてドキュメントを見返していると、「愛を継ぐもの」のレコーディング風景において5人でどんな音程なのか話し合っている場面がある。
                そこで、詩織ちゃんが何気なく近くのキーボードで音を出しながら会話しているのである。
                このレコーディングはおそらく最後の方のようで、明らかにピアノを練習していることがうかがえるのであった。

                こんなところにも伏線があったのかと驚かされた。
                他にも歌詞の解釈につながる発言が多々あったり、作詞家作曲家の方とのレコーディング風景があったり。

                本当に新しい発見が尽きない。


                ◯これからアルバムを買うなら、絶対初回限定盤を

                それぞれ約1時間ずつ。本当に素晴らしい作品だ。

                今後ももクロに興味を持ってくれた方がアルバムを買うなら、絶対に初回限定盤をお勧めする。
                絶対後悔しないと言ってもよい映像になっている。

                初回限定盤を大いに宣伝したところで、今日の感想を終わることとしよう。

                ももクロ アルバム関連雑誌まとめ 前編

                0

                  2016年2月に、ももクロの新しいアルバムが2枚発売された。
                  さらに、そのアルバムをひっさげてのドームツアーが現在行われている。

                  それに合わせて、いくつかの雑誌でももクロの特集を組んでくれた。

                  その中から、いくつかを紹介したい。


                  ◯かなり読み応えのあるSWITCH

                  ・SWITCH vol.34 No.3 MAR.2016

                  この雑誌はどうやら音楽雑誌ではない。カルチャー雑誌の一つで、バックナンバーを見ると音楽の他にも映画や絵画などを取り上げている。

                  そんなカルチャー雑誌に取り上げて頂いたわけだが、はっきり言って今回のアルバム関連雑誌では1、2を争ういい特集だ。
                  実に61ページにわたって特集が組まれている。

                  写真もかなり豊富、というか本当にきれい。
                  次に紹介する公式のパンフレットに劣らず、むしろ豪華ではないかと感じるほど。

                  そして最大の魅力は豊富なインタビュー記事。
                  ももクロメンバーに対するインタビューもきちんと載っているが、
                  今回のアルバム制作に関わった作詞家・作曲家、デザイナーから映像作家。
                  ついには東京03の飯塚さんにまで!
                  只野菜摘さんや前山田さんのインタビューもあるのは本当に貴重だと思う。

                  今回の雑誌で1番のおすすめはSWITCHである。


                  ◯公式のパンフレットはいつもと異なる構成

                  ・MOMOIRO CLOVER Z DOME TREK2016   AMARANTHUS
                  ・同上  白金の夜明け

                  これはアルバムの解説を中心にまとめられた公式パンフレットとなる。
                  通常の書店にはなく、それぞれのドームツアーの会場や、おそらくその後はスムーチで購入することができるようになる。全56ページずつ。

                  いつも夏冬に出すパンフレットと異なり、アルバムに特化された内容となっている。
                  アルバムコンセプトのビジュアル写真から始まり、レコーディングの話、5人へのインタビューなどがコンパクトにまとまっている。

                  そして2枚のアルバムそれぞれに対して1冊ずつ作られた形であり、2冊の内容は全く異なっている。
                  公式の出版物だけあり、写真は本当にきれいだし、ミュージックビデオ撮影時のオフショットなどが満載なのは本当に嬉しい。
                  インタビューに関しては、今回のドームツアーの演出を担当している服部国博さん。この方を取り上げているのはこのパンフレットだけだと思う。

                  メンバーのインタビューに関しては、れにちゃんのところで一つ心に残ったことがある。
                  詳細については実際に見ていただくとして、その要旨は、、
                  年越しのイベントで武井壮さんの「1日なんらかの新しいことを勉強している」という言葉を聞き、れにちゃんも実行しているというところ。
                  私もそれを聞いて実行していることであり、れにちゃんもその言葉に感銘を受けたと知って嬉しくなった。
                  一つ一つのイベントごとに成長している様子がわかる。

                  買って損はしないと自信を持って言える、そんな2冊である。買い渋っていた方もぜひ手にとっていただきたい。


                  ◯いろいろな視点から

                  今回のアルバムやドームツアーに関して、いろいろな視点から見ることが出来るのが雑誌のいいところである。

                  また後編で残りの雑誌についても紹介したい。



                  「今宵、ライブの下で」の魅力を語りたい

                  0
                    JUGEMテーマ:ももいろクローバーZ

                    今回は、ももクロの楽曲の一つ「今宵、ライブの下で」を好き勝手に考察・解釈していきたい。


                    ◯キーワード
                    ・今宵、ライブの下で
                    ももいろクリスマス2015にて初披露された、ももクロのクリスマス限定ソング。作詞は只野菜摘さん。

                    ・只野菜摘
                    日本の作詞家。ももクロの楽曲を数多く作詞してくださっている。


                    ◯定番のクリスマスソング第5弾

                    ももクロは毎年クリスマスに限定シングル曲を出している。店頭に並ばない上、ライブ会場や通販で一時期しか購入できないため、実際にはシングル曲にカウントされていない。

                    しかし、本当にいい曲が並んでおり、もはやライブの定番曲となっているものまである。

                    普通のシングルとして出せばいいのに、、と思いたくなるがこれがももクロのやり方。

                    さて、今年に至ってはCDという媒体ですら出さないことにしたクリスマス限定曲「今宵、ライブの下で」である。

                    どんな曲かというと…。

                    ヤバい。

                    筆者のももクロランキングでも、いきなり上位に食い込むくらいヤバい。

                    一体何がヤバいのか。


                    ◯歌詞がおしゃれ&おしゃれ

                    基本的に筆者はクリスマス限定ソングが大好物である。

                    クリスマスという言葉は一切使わないのに、それを連想させる歌詞が非常に多い。

                    演劇の戯曲において、場所を直接言わずともその舞台を連想させるような戯曲が上手いのと同じである。

                    ももクロの曲は基本的に前向きな曲が多く、メッセージ性の強い歌詞が多いというのが私の印象。

                    そのメッセージ性のある歌詞がももクロの魅力の一つではないかと思う。

                    しかし、クリスマスのシングル特に一曲目は情景描写のような、ある場面を連想させるものがある。

                    ♩カボチャの馬車 ガラスの靴 (僕等のセンチュリー)

                    ♩真冬の大三角形 闇夜に君臨 (泣いちゃいそう冬)

                    そして「今宵、ライブの下で」である。

                    情景描写もさることながら、ことばの使い方が非常におしゃれである。

                    ♩距離感は飛び去って

                    普段こんな言い回しをすることはないだろう。しかしライブが始まれば距離感などなくなってしまうということを表した、素敵な表現だと感じる。

                    ♩音と音の隙間の暗転

                    ここも素敵な言い回しではないか。曲と曲の間の静寂を、暗転ということばで表しているのだろう。

                    ♩時間の橇が 滑るように近づいていく

                    振り返れば、冒頭の歌詞もおしゃれな表現。

                    おしゃれ&おしゃれである。


                    ◯歌詞から溢れ出す心

                    しかし私の一番好きな歌詞はここ。

                    ♩すごくどきどきしてる 鏡を覗いてみる
                       可愛いと思われたいよ
                       それがいちばんたいせつ じゃないとしても

                    何度かこの歌を聴いて、この歌詞の魅力に引き込まれた。

                    これもまた、ももクロの歌詞にあまり見られない、女の子の可愛い心が溢れ出した表現であると思った。

                    あえて一番や大切をひらがなにしているのも、逆に心が表されているような。

                    こういう、心をそのまま表現したような可愛い歌詞によって、新たなももクロを発見できた。


                    ◯振り付けもかわいい

                    振り付けを初めて見たのは、行く桃来る桃のカウントダウンライブである。

                    なんと、振り付けもヤバいくらいにかわいい。

                    振り付けを見たことがない方はぜひ今後発売される、ももクリ2015のBlu-rayで確認して頂きたいのだが、

                    私が個人的に一番かわいいと思ったのは、♩すごくどきどきしてる のところの、足を片方ずつ2回蹴り上げるところ。

                    なかなかことばで伝わらないのが私の文章の拙さだが、本当にかわいい。

                    生で、近くで見たらおそらく涙が出てしまうだろう。


                    ◯只野菜摘さんの歌詞の素晴らしさ

                    最後に触れるべきは作詞家の只野菜摘さん。

                    ももクロでは本当に素敵な歌詞を書いてくださっている。

                    仮想ディストピア、黒い週末、Chai maxx zero、などなど…。

                    これらの代表曲は全て只野菜摘さんが作詞している。

                    これからもお世話になるであろう、心からありがとうを言いたい。

                    今後とも何とぞ宜しくお願い致します。


                    ◯歌詞の解釈は難しい。

                    歌詞の本当に言おうとしていることを読むのは、実はかなり難しい。

                    そもそも何パターンもの解釈ができた方が、歌詞としては奥が深くなるだろう。

                    この歌にも、解釈が難しいなと思う箇所がたくさんある。

                    しかし、それもまた歌詞の面白さであるため、ここでは解釈は載せないこととしたい。

                    歌詞・ことばの面白さに気づくだけでも、「今宵、ライブの下で」のヤバさ、素晴らしさが伝わるであろう。

                    まだ聞いたことない方は、ぜひぜひ聴いて頂きたい、そんな素敵な曲。

                    この曲を生で聴けるのを心待ちにしながら、次のライブで待ち合わせましょう。

                    ももクロ見聞録「ももクロを活字で表現する喜び」

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                      JUGEMテーマ:ももいろクローバーZ

                      ももクロ見聞録 ももクロを活字で表現する喜び

                      今から「ももクロ見聞録」の感想・書評を記していこうと思う。

                      ◯ももクロ見聞録
                      小島 和宏
                      SDP


                      この本は、ももクロを数年前から密着取材してきた筆者が、2013年夏から2015年春にかけての出来事の中で他の雑誌に載せていない話を中心に、ももクロの五人の成長を文章でまとめあげたものである。

                      2015年夏の桃神祭に合わせて発売されたこの本には、国立競技場のライブの舞台裏から、舞台幕が上がるに際しての5人の成長など、大きな出来事を通した5人の心の変化や成長が鮮明に描かれている。


                      ◯小島さんだからこそ書ける

                      2011年の早見あかり脱退公演の頃からももクロを追い続けている小島さん。

                      その舞台裏にも幾度となく足を運び、5人の成長を本当にで目の当たりにしているだろう。

                      またももクロの5人の懸命な努力、心の優しさを見続けているからこそ、これまでずっと彼女たちを追い続けているのだと思う。

                      ノンフィクションでありながら、思わず目に涙してしまうエピソードもいくつかあった。

                      パンフレットの記事やQuick Japanの特集は基本的に小島さんが書いているため、同じような内容なのかと思いきや、実際は本当に聞いたことのない内容ばかりなので、これまでずっと応援してきたモノノフにもぜひ読んでもらいたい。

                      また最近新しくももクロに興味を持った方にも、今までの進化を記録した素敵な本なのでオススメである。


                      ◯ももクロを活字で表現する喜び

                      この本で小島さんも触れていたような気がするが、ももクロを応援するにあたり、ももクロを知るにあたり、その表現手段は実にたくさんある。

                      映像、写真はもとより。

                      絵や漫画で表現するのもある。

                      その表現手段のひとつに、「活字」というジャンルを加えてくれたのは小島さんだと私は考えている。

                      確かにアイドルを表現する手段としては、映像や写真と比べると異色かもしれない。

                      でも、ももいろクローバーZは活字で表現するのに適している。

                      たゆまぬ努力、我々への心遣い。

                      ももクロの素敵な特徴。

                      私が一番彼女たちに惹かれている理由もここにある。

                      そして、それを表現するのに最適なのは活字なのである。

                      彼女たちを活字で表現する喜び。

                      それを体現しているのがこの本といっても過言ではない。


                      ◯小島さんに倣って

                      今年の桃神祭で小島さんのサイン会が開かれており、私も直接話す機会があった。

                      QJの読書感想文を出しましたと伝えると、「大変だったでしょう、ありがとうございます。」とかえしてくれた。

                      私もこのブログなどで、引き続き活字を通してももクロの魅力を伝えていきたいと思う。

                      今、れにちゃんに送りたいことば

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                        JUGEMテーマ:ももいろクローバーZ

                        平成27年7月16日、全国民の中のれにちゃん推しにとって、非常に悲しいニュースがあった。

                        高城れにさんがライブリハーサル中に転倒し、左手の橈骨遠位端骨折との診断を受けた、とのこと。

                        ◯かなり痛かったはず

                        私も医師である以上、同じ骨折の患者さんを見たことがあるが、かなりの痛みが走ったことは想像に難くない。

                        橈骨というのは、肘から先の腕(前腕)にある2本の太い骨のうち、親指側にある骨のことであり、

                        遠位端というのは手に近い側の骨が折れたということである。

                        転んで手をついたときに、橈骨に強い力がかかってしまったのか。

                        手術は場合によると思うが、手術をしない場合は、手の関節と肘の関節の2関節を覆うように固定して、安静にするのが治療ということになるであろう。


                        ◯あせらずに、絶対に治る

                        こうなってしまった以上は、治るのを見守るしかない。

                        今までライブやら舞台やらが続いており、疲労が溜まっているのは確かだったであろう。

                        早く完治できるように頑張るとの本人のコメントがあるが、中途半端で復帰するのが一番良くない。

                        しっかり完治するまで、あせらずに。

                        ファンは応援しながら温かい心で待っているから、大丈夫。


                        ◯塞翁が馬、という素敵なことば

                        塞翁が馬という故事成語がある。

                        人間の禍福は変転し定まりないものだという意味である。

                        ここで7人目のれにちゃん推しに、このことばの解釈の仕方を教えてもらおう。

                        「いい時はおごらず、慎重に謙虚に歩みを進め、悪い時はそれが結果的にいいことにつながることが多いから、決して諦めず先に進むだけである」

                        なんて前向きな解釈なのでしょう。

                        まあ私の解釈なのだが。

                        とにかく、今回のことは非常に悲しい出来事だけれども、結果的に笑顔で今年の紅白を迎えている図は目に見えている。

                        れにちゃん、今までたくさんパワーをもらってきた分、こちらからもこれまで以上に全力で応援するからあせらず治してくださいね。

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